『まず…何て呼べば良いんだろう。アイ?ヤヨイ?』

『わたしはアイじゃない。ヤヨイって呼んで。』

『わかった。ああ、でも君はアイだ。間違いないよ。』

『どうして言いきれるの?わたしには記憶がないから、そんな証拠はどこにもない。』


『10年以上君を探していたんだから間違いようがないよ。それに、これは君だろう?』


アレックスは一枚の紙を見せた。