「え?」


思わず声をだす。


音楽が突然止まったからだ。


イヤホンがひっぱられたような感じがしたから、誰かが後ろからわたしのイヤホンを取ったんだとわかった。


お母さんがわたしの忘れ物か何かに気が付いて、追いかけてきたのかな。

そう思って振り返る。


でも、そこには見知らぬ男が立っていた。