カルボナーラを口いっぱいにほうばりながらお母さんが言う。

「ヤヨイが彼女になってあげればいいじゃない。」

「はーあ?気持ち悪いー!」

うん、気持ち悪い。

地球が赤くなったとしても、それはない。

「でもヤヨイだって彼氏とかいないじゃない。」

「……。」


でも6才からずっと一緒に遊んできていまさら恋愛対象には入れられない。