「……男とホテル行っただろ!」



ああ、なんだ。

そこか。

「えーっと、まあ、行った…けど。」

「どこのどいつだよ、あの外人は!」


わたしはまくし立てられながら、お母さんたちの、拓也はわたしのことが好きだ説を思い出す。


こいつ、本当に?

もしかして、勘違いして嫉妬?


それともただのわたしの自意識過剰だろうか。