次の日。

いつものように出勤する。

夏らしい晴れの日が続いているけれど、わたしの頭はモヤモヤと曇っている。


イヤホンを耳にかけようとした時、おい、と声を掛けられて振り返ると。

「あ。」

拓也がいた。