『ヤヨイ…。』

『…何?』


『辛いと思うけど、俺と一緒に夢を叶えてくれない?一緒にアメリカに行って欲しい。』


アレックスの目は、真剣そのものだ。

『ねえ、アレックス。どうしてわたしと一緒に叶えることにこだわるの?わたしにはたいした才能はないし、他の女の子をヴォーカルにした方が上手く行くかもしれない。』