「お待たせッ!はい、これ!」








そう言ってのぞは、ジュースの入ったコップを渡してくれた。








「ありがとう!」








「で、大丈夫なの??ていうか…大丈夫じゃないよね」








「うん……あたしね、怖いの。唯にこのまま幾斗クンを取られちゃいそうな気がして…幾斗クンがどこかに行っちゃう気がして……」








怖くて、怖くて……。








「ふっ……」








また涙が出てきた…。








今日何回泣いてるんだろう……。