「君、ピアノは何時から。」


「30分後になりますが、何か・・・?」

「連れの女性が誕生日なんだ。お祝いしてあげたくてね。何か、盛り上げてくれないか。君に任せるから。」


「かしこまりました。ちなみに、女性のお名前、頂いても宜しいですか?」


「アリサって言うんだ。じゃぁ、頼んだよ。」


そう告げると、男性はトイレに入って行った。


那槻は、すぐに店長に相談に向かう。


「ピアノは、伊川さんに僕から頼んでおくから、裏にいる三宅さんにフルーツ頼んで下さいね。」


「はい!!」


店長の了承は頂いたから、後はフードのオーダー次第でフルーツを出せる。


那槻は、すぐさま裏の雄太の所へ向かう。