急に顔をあげて、俺を見つめて笑う君。

いたずらっ子みたいな表情をしたかと思ったら。

「おわっ」

胸に勢いよく抱きついてきた。

バランスをなんとかたもって、抱きしめる。

くふふっ、なんて。

幸せそうに笑うから、涙も理由も聞けずじまい。

まぁ、いいんです。

君が笑っているなら、いいんです。





だけど、この体制。

俺の理性さん、がんばれ。