「おじちゃん!」

もう、寝ようとしていたのかベッドに寝転がっていた翔くんが飛び起きた。

「また来てくれたの?」

「うん、はい、これ」

俺は適当に買ってきたお菓子を差し出すと大喜びで。

足元に抱きついてきた。

…これは抱きしめるしかないよね?

俺は翔くんを抱きしめた。

「おじちゃん、いっしょにねてくれる?」

それは…

えっと…

「…えっ?」

「ねっ、いいでしょ?」

戸惑う俺。

「翔」

梓もベッドに座り込んで

「おじさんは忙しいから無理に言っちゃいけない」

そう言って梓は翔くんを横に寝かしつけた。