「祥太郎の子供の面倒を見るだけで充分じゃないか。
…また今年、生まれるみたいだし」

「えっ…?」

真由ちゃんが梓のお腹を見つめる。

座っている梓は微笑んで

「先週、病院に行って…
今、三ヶ月なんですよ」

「…ええ!?」



この話を知っているのは。

そーちゃんと光さんだけ。

真由ちゃんが驚くのも無理はない。



「真由、しっかりと手伝ってあげてよ」

そーちゃんは微笑んだ。