「翔も懐いているみたいだし…
ただ、祥太郎くんはそれでいいの?」

お父さんはジッ、と俺を見つめている。

「まだ梓のお腹には子供がいる。
結婚したらいきなり2人、子供がいる状態なんだよ?
それに耐えられるかい?」



…そりゃ、親としたら心配するよな。



「俺は別に気にしません。
前の環境に比べたら…
子供にとってもマシにはなるはずです。」



ただ…稼ぎは武紀の方がずっといいけど。

それでも、毎日。

楽しく過ごす自信はある。



「なら、梓と2人の子供の事、頼んだよ」



俺は頷いた。