俺は目の前に置かれていた離婚届にサインをする。

「…こんな結末でごめん」

梓を真っすぐ見つめて言った。



「じゃあ、後の細かい事は…」

俺と梓の間には国分が入ってくれて細かい決まりを文書にしてくれた。



柏原はというと…

言いたい事だけ言って座ったままつかの間の眠りについていた。

コイツの神経の図太さは。

見習わなければならないかな…