「でも他人なんて…
結局、自分の手に負えなくなったら、捨てる!
俺みたいに…捨てられる。
捨てられた子供の気持ちがわかるか?」

武紀は梓を睨み続けていた。

「あんな家が嫌だから…」

武紀はため息をつく。



…コイツは。

他人のせいにしか出来ないのか?



「でも、それと、自分の奥さんや子供に暴力を振るうのは、関係ないよね?」

思わず、言ってしまった…