一緒に入って初めてよく見た梓の身体。

妊娠7ヶ月の梓は、随分お腹も大きくなり。

そのお腹に手を当てると。

タイミングが良いのかいつも元気に蹴っている時と重なった。



「この子が生まれて3ヶ月後くらいには籍を入れられるはずだ。
遅くても来年初めにはいけるはず。
そうなったらすぐに入れてしまおう」

お風呂から出て、ベッドの中でこれから先の事を色々話する。

「離婚は俺の友達が弁護士をしているからそいつに頼むといいよ。
出来るだけ早く解決するようにしてもらうから」

梓は頷いて

「色々ごめん」

と謝る。

「…いいよ、これくらい」

そう言って梓の濡れた髪の毛を撫でた。

「大好きだよ、梓…」

昔から、ずっと。

お前の事は全て。

俺が見ていくから。

だから、俺の全てを。

受け入れて欲しい…