「お前と子供の面倒は俺が見るから。
あんな奴とは早く別れてしまえ」

そう、耳元で囁いた。



俺の中では。

お前と再会した時から、何となく覚悟をしていた。

俺がお前達を引き取るって。

子供も、血の繋がりなんて関係ない。

俺が血の繋がっていない父ちゃんに引き取られたように。

今度は俺が。

お前の子供を引き取ろう。

それが決して不幸ではないと思うから。

俺みたいに。

好きな道で生きていける第一歩を。

子供達には作ってあげたい。