背も伸びて、髪を茶色く

染めていた夏乃。

昔から、モテていたが高校生

になってから、大人っぽくなった

夏乃はとにかくモテた。

バレンタインなんかは、

女の子たちが、家まで押しかけて

来るぐらいの人気だった。

当時、小学生の私は苛められていた。

親友の好きな子が、私のこと

を好きだったと理由で、

私はクラスの女子から

無視されるようになった。

クラスの男子も先生も

見てみぬふりするだけ・・・。

その状況を救ってくれたのが、

夏乃だった。

私にとっての夏乃は、

私のヒーローだった。

それ以来、私は夏乃に恋をしていた。