「今、何時??」

半分寝ぼけてる、私。

「9時!!」

「う、嘘!!」

「な訳ないだろ!春菜を遅刻させたら、

遅刻させた俺自身が許せないからな」

っと言って、幼い子供みたいに

笑う夏乃・・・。

こういうところが、かっこよくて

かわいくて好きなんだよね・・・。

っと、心の中でささやく私。

私は実の兄、夏乃に恋をしている。