「イヤァァァァァァァ!!!!!!!!!!!」
私はその場で泣き崩れた。
そして何人かの看護士につれられて……
そこから記憶がない。
気付けばそこは自宅のベットだった。
夫に連絡を取ってもらい、運んでもらった様子。
リビングには、頭を抱え大きなため息をつく夫の姿。
私はそっと彼に近づき声をかけようとしたその時…
「……なぁ、離婚…しよう……」
えっ……?
今……なんて?
しばらくの沈黙……
そんな重苦しい空気を先に破ったのが彼。
「俺、ガンの子供を育てていく自信ないんだ。ゴメン」
そしてそのまま彼は大きなカバンを持って
出で行ってしまった――――――。
嘘………でしょ?
本日二度目、頭の中が真っ白。
でも、不思議と、涙は出でこなかった。
私の頭に中には
『絶望』と言う二文字が頭の中を駆け巡る。