ある日のお昼過ぎ、
その日は希望の2歳の誕生日だったね。
庭で育てているひまわりに私が水をあげていた時…
「のんがやるぅ~~」
希望が駆け寄ってきた。
私は手に持っていたジョウロを希望に渡した。
自分の背以上もある大きなひまわりに
一生懸命水をあげる希望の姿はとても絵になっていた。
「ねぇ、のん、お花には、『花言葉』って言うのがあるのよ?知ってる?」
「はな…ことばぁ?」
「そう、お花一つ一つについているの」
2歳の希望にはまだ難しいかと思ったが
私は話し続けた。
「このお花の名前は『ひまわり』よ」
「のん、このお花好きだよ!!」
「ひまわりの花言葉はね、『貴方だけを見つめてる』よ」
「……??」
「ははっ、やっぱりまだ希望には早かったかな。もっとお姉さんになったらわかるわ」
「…うん!!」