後ろから声をかけられた。



『優歌、誕生日おめでとう。』



「美優ちゃん!」



美優(みゆ)ちゃんは困った顔して


『もう、あたしこれでもおねえちゃんなんだけど?』





優しく微笑んでくれる、美優ちゃんの笑顔が好き。





「ふふ。じゃあ美優ねぇにする。」



幸せな、会話。




「ねぇ、美優ねぇ・・・・」





そこに美優ちゃんはいない。





「美優ねぇ?どこいったの?みゆ・・・姉ちゃん?」