そこまで言って拓海もなんて慰めればいいのか言葉を失った。

雄大と会ったのはあの日以来久しぶりである。

「俺は一度しか会った事なかったけど……綺麗な寝顔だったな」

誰に言うとでもなく雄大が呟いた。

「そうね……あんな綺麗で優しかった早希を……私許さない!絶対に許さない」

体を震わせながら晶は憎悪の視線を宙に向けた。

「晶いる?……あっ、どうも」

拓海達が入ってきた後半開きになっていたドアから隼人が顔を覗かせた。拓海の姿を見て軽く会釈する。

「晶大丈夫か?」

自分の前で妹を呼び捨てにする隼人に拓海は少しムッとした。

「私はなんとか……それより真澄が」