「認めないわよ……関口さんが早希の事好きだって言うんならともかく、こんなの晶を傷つけるだけじゃない」

「じゃあどうすればいいのよ!今までどおり晶の前で平気な顔して関口さんの話とか聞かされても笑っていろって言うの?」

「……どうして関口さんなの?どうして晶の彼なの?」

早希の声が急に大きくなったので驚いた真澄は反対に静かな口調になった。

「ごめん大きな声出しちゃって。お母さんもう寝てるんだよね」

「いいわよ、私が呼び出したんだから」

時計の針は深夜の1時をまわっていた。

「もう私達これっきりなの?」

「私は関口さんに自分の気持ちを打ちあける。駄目なのはわかってる……でも言ったら私の気持ちの何かが変わるかもしれない」

「その後は?」