そうだ、確かに12日のマスには赤いペンで丸が記入されあった
彼女の……遥の夜の勤務が入っている日だ
たまには実家に帰ろうと思って、13日まで俺は休みを多く取っていたんだ
俺の視線は車の液晶に移動する
10時59分から
11時へと数字がかわったばかりだった
「ごめん」
『別れ話はどこでする?
高級レストランがいいわね
13日の夜に予約しておいて』
ブチっと勢いのある音が耳に入った
相当怒っている
俺は慌てて電話をかけるが、電源が切られていた
「瑞希を絞め殺す!」
俺は指にはさまっている煙草をくわえると、火をつけた。
彼女の……遥の夜の勤務が入っている日だ
たまには実家に帰ろうと思って、13日まで俺は休みを多く取っていたんだ
俺の視線は車の液晶に移動する
10時59分から
11時へと数字がかわったばかりだった
「ごめん」
『別れ話はどこでする?
高級レストランがいいわね
13日の夜に予約しておいて』
ブチっと勢いのある音が耳に入った
相当怒っている
俺は慌てて電話をかけるが、電源が切られていた
「瑞希を絞め殺す!」
俺は指にはさまっている煙草をくわえると、火をつけた。