「殺し屋って……誰を殺すつもりだったの?」

真琴が俺に質問をした

「谷 涼太と三沢 陸の二人」

「え?
じゃあ、こいつが今回の事件の犯人?」

真琴が必要以上に大きな声で叫んだ

俺は目の前に立っている真琴の手首を掴んだ

「ちょ…何をするのよ!」

「あんただって警察官だろ!
少しは頭を使え」

「え?」

「それとも……持田を真犯人にさせたい?」

俺は真琴をまっすぐに見つめる