「やっぱり、な
だからあの時、違和感があったんだ
ん…? これは…」

晁斗のメモ帳の上に書かれてある文字に目がいった

「あ…それも未解決だ
殺し屋による犯行だ
だが……組内の不祥事処理の事件だ
組からの情報提供がなくて…捜査は難航中だ」

『Y・Y』の正体がわかった

俺は微笑むと、晁斗の肩を叩いた

「この2つの未解決も解決すると思う」

俺は口を緩めた

たった9人しかいなかったのに
これほど人殺しの密度の高い旅行なんて滅多にない