俺は晁斗から視線をそらした

「ま、どっちでもいいが…
お前の中で犯人がわかっているならいいだろう」

晁斗はにやりとほほ笑むと、煙草を出して口に咥えた

「んじゃ、事情聴取でも聞きながら、お前の推理ショーを観覧しますか?」

俺たちは、別荘に足を向けた

「その前に確認した事項がいくつかある
○○公園で殺害された事件は解決した?」

「いや、まだだ」

「被害者の身元等はわかりますか?」

「あ…それなら、わかる」

晁斗が小型のメモ帳を出すと、俺に見せてくれた

走り書きの文字を読むと、俺は大きく頷いた