「ただいまーーー」 玄関で迎えてくれたのは、直だった。 新婚旅行の準備をしている直は、輝く笑顔で言った。 「おかえり!!どっちのパジャマがかわいいと思う?」 「ホテルにパジャマくらいあるんじゃないの?」 直は大きなバッグに荷物を詰めていた。 自分の部屋で携帯を取り出した。 音量を1番大にして、机の上に置き、アイツからの連絡を待った。