結婚式の夜、同じホテルに泊まっていた誠人の部屋に遊びに行った。 別に誠人に抱かれに行ったわけじゃない。 ひとりで眠る気にはなれなかった。 誰かとお酒でも飲みたい気分だった。 いろんな想いに押しつぶされそうになるから。 過去の自分。 過去の大嫌いな自分が…… 私に言うの。 あんたって最低。 あんたに運命の相手なんていないよって。