「挫いてもうてるなぁ。ほら」



そう言ってわたしの前にかがみ込む渡月


「へ?」



「やから、ハイ」



これっておんぶってこと~!?



「いいよ、いいよ」
渡月に悪いし、それに恥ずかしい///



「歩けへんのやろ。遠慮すんなよ」



「でも…」
グズグズするわたしにあいつは



「ああ~もう!!」

そう言ってなんと…