「いーから、いーから」



瀬戸崎君になだめられて、こっちに来る渡月の後ろでわたしは確かに見た



みんなが笑ってるのを

くそ~、みんなグルか(怒)



「ほら行くぞ、滝原」


「あ、待ってよ」



テクテクテクテク…

渡月は黙々と枝を集めながら、歩いてく


別にわたしもしゃべる事もないし、自然と沈黙が…



でも、全然つまんなくなかった
なんでだろ?




この時はまだ気付いてなかったんだ
自分の気持ちに…