「…これは、お前のあいさつなのか?」


呆れた顔で立っている渡月



「いたたた、ゴメンゴメン」



「もうちょっと落ち着けよ…あっ、蒼奈ちゃん、おはよ」



「おはよう、橘君」


「渡月でいいよ。で、なんで走ってんの?まだ遅刻はしないよ?」



「実はね?……」



今の状況を話す蒼奈


わたしは渡月の顔を見ていた



これがあのチビ月ね~
まだ信じらんないわ
こんなにおっきくなって



などと考えていると、渡月が急にこっちを向いた



ドキッ!!