「おっ!次か。行くぞ」



「あ、待ってよ~」



スタスタと歩いてく渡月を追いかけるように屋敷に入ったんだけど………




さっきゲームみたいで面白そうって言ったよね?



えっと…どこが?



わたしの目の前に広がるのは荒れ果てた病院の廊下だった




「えらい本格的やなあ」




正直渡月の声は耳に入ってこなかった




「なぁ……って大丈夫かお前?」




「……へ!?な、なんで?」


ようやく耳が機能を取り戻した



「腐った魚みたいな目してんで?」




………ああ?(怒)
「誰が腐った魚よ!!」