「よかったよ,魅姫(ミカ)ちゃん」 魅姫の肩にまわそうとするハゲの腕をはたきおとして, 手のひらを突き出す。 「はい♪」 「え?」 「なにぼぉーっとしてんの?? お金だよ,おーかーね!」 「あ,あぁ‥‥はい。」 手渡されたのは01万円札02枚。 親父の顔を睨む魅姫。 「一枚,たりなくない??」