お化け屋敷は嫌だけど…
悪魔な健哉に勝てるはずもなく…

あたしたちはお化け屋敷に。

「おぉぉぉぉぉぉ!!」

「きゃぁぁぁぁぁ!!!!」

死ぬ〜〜〜〜…(泣)
健哉は怖くないのかな?
さっきから顔色ひとつ変えない。


そんなことを思いながら右に曲がろうとした時…

「きゃぁぁぁぁぁ〜!!」

あたしは思わず健哉に抱きついた。

だ、だって…
首が…首が…
吊してあったんだもん!!

「あっ…ごめんね」
きつく抱き締めていた手を緩めようとした時…

「……っ!」
健哉があたしを抱き締めた。
「大丈夫!泣くなっ☆」
健哉の優しさに溜まっていた涙はすぐに乾いちゃった。
「うんっ…///」

あたしは健哉の手を強く握りしめてお化け屋敷の中を歩いた。