限界がきてからの私は頭の中に退学という言葉しかうかばなかった。
けどやはり親の事も同じくらい離れなかった……。

けど……その頃家では私のタバコが少しずつばれてきていた。
母親には話してあったけど父親は知らなかった。

そしてある日、タバコを家で吸ってたら父親がいきなり帰ってきて見事にバレましたぁ。
最初は無言だったがいきなりどなりちらした。

おまえ歌めざすために学校いったくせにタバコなんて吸って、中途半端な事してんなら学校なんてやめちまえ!

めっちゃこわかったけど、やめるきっかけができた気がした。

まぁー父親は内心、タバコをやめて歌に専念すると思っていたらしい。
だからといってタバコをすうことをうるさく怒っていたのではなく歌をめざすなら吸うなって意味で怒っていた。

それはもちろん私には理解できたけどもう限界の私には歌なんか学ばなくても歌えるし、そもそも学校にいくきはもうないし、すべてから解放されたかった。

今思えばただの甘え。
でもその時は何も考えられなかった。

しかもちょうど高校をいきながらバイトしてた事もあってバイトが楽しくなってきていた。