「そうだな。呑むべか?」

「ああ、呑むべ呑むべ」

そのときカチャッとドアが開いて、廊下から美代が手にお膳を抱えて戻ってきた。

昼飯の時間だ。

「なにを呑むんですって? だめですよ、怪我人なのに」