そしていつも悩みが解決
したときに言われる言葉



『お前が友達でよかったよ
まじサンキュ。』



そう言って彼は彼女の
元に行く。



彼がいなくなって
彼の悩みが解決
されたあと、あたしの
悩みが一個増える。



“友達でよかった”

“サンキュ。”


この言葉はあたしを
一喜一憂させる。




“友達でよかった”


ねぇ、あたしは友達が
丁度いいってことでしょ?

彼女には出来ない。




でも彼が言った

“サンキュ。”


彼の役に立てたのは
嬉しい。



こんなあたしの胸に
複雑な気持ちを与える
彼の言葉。



こんなに彼を思って
いるのに彼はあたしを
友達としてしか見て
いないという現実。