どいつもこいつも


男なんて



男なんて…









バシィッ!





「…っあ、あんたみたいな変態男に名乗る名前なんかある訳ないっつーの!」




私はその男の頬を引っぱたいて屋上から出て行った







『俺、千堂彼方』







後ろでそんな声が聞こえたけど


勿論足を止めるはずもなく



私は階段を滑るように駆け下りた









…そんな最悪な1日から


夢の高校生活は始まった…