仕度をして家を出ると、 隼人がダルそうに待っていた。 でも…わたしにきずくと 立ち上がって笑顔になった。 黒いロゴの入ったTシャツにカッターの前を開けて、ガッラガラのベルトをして前髪をピンで上げている。 すっごいバカそう。 でも、可愛い… 『美久りん♪ いくよぉ~』 『あ、うん!』 私と隼人は駅へ向かった。