「あ、あのぉ~・・・起きて下さい~・・・。」
「・・・んぅ・・・すー、すー・・・。」
私は悠くんらしきその男をゆすってみた。
・・・一向に起きない・・・。
も、もしかして病気!?倒れたのかなー?!
救急車呼んだ方がいいのかな!?どうしよう・・・。
私こういうのわかんないもん、ママに電話!そうだよ、電話して相談!!!
プルルルル・・・
「あ、ママ?あのさー、今悠くっ・・・きゃぁ!!」
突然視界がぐるんと動いた。
私今・・・。どうなってんの・・・?
「・・・うるせぇよ。ちょっと静かにしてろよ。」
「ちょっ、・・・ぁ、ご、ごめんなさぃ・・・。」
嫌だ、私この人の腕の中にいるんだ。
そう思っただけで心拍数が上がりそう。
耳元に静かな寝息がテンポ良く吹きかかってくる。
いつまでこのまま抱きしめられてるんだろ・・・。
早く離して欲しいよ~・・・。
よし、ちょっと離れてみようかな・・・。
グイッ・・・
あっ、やった!離れてくれたよ!
今度こそママに電話しなきゃね、だってさっきの通話切れちゃったし。
あれ?ケータイは・・・?
コイツの下、か・・・な?
どっちにしても起こさなきゃ、どいてもらわなきゃだし!
「す、すいません・・・-。お願いします、起きて・・・。」
ダメ元でヤツの体をゆすってみた。
すると、パチッと目を開けてこう言い放った。
「寝てねぇし、杏奈起こすんじゃねーよ。」
あ、あ、あんな???杏奈って誰?
「あ。あのー。私、祐依なんですが・・・。帰ってもらえませんか・・・?」
「嘘つくなよ?杏奈は杏奈だろ?」
どういう事でしょうかー・・・?
私の事を杏奈さんとやらと間違えておられます・・・。
「あの、あなた・・・。アイドルの悠くんですよね?」
「なんだよ、杏奈ぁ!いっつもみたいに悠って呼べよ。」
そう言って悠くんは私にとびっきりの笑顔を見せた。
私と杏奈さんを間違えてるんだよね?
ねぇ、杏奈さんごめんなさい。
私の事杏奈さんじゃないって分かるまで、
悠くんの中の杏奈さんの存在でいてもいいですか?
こういう事があって
今日はずるい自分・・・。
見損なったよ。
「・・・んぅ・・・すー、すー・・・。」
私は悠くんらしきその男をゆすってみた。
・・・一向に起きない・・・。
も、もしかして病気!?倒れたのかなー?!
救急車呼んだ方がいいのかな!?どうしよう・・・。
私こういうのわかんないもん、ママに電話!そうだよ、電話して相談!!!
プルルルル・・・
「あ、ママ?あのさー、今悠くっ・・・きゃぁ!!」
突然視界がぐるんと動いた。
私今・・・。どうなってんの・・・?
「・・・うるせぇよ。ちょっと静かにしてろよ。」
「ちょっ、・・・ぁ、ご、ごめんなさぃ・・・。」
嫌だ、私この人の腕の中にいるんだ。
そう思っただけで心拍数が上がりそう。
耳元に静かな寝息がテンポ良く吹きかかってくる。
いつまでこのまま抱きしめられてるんだろ・・・。
早く離して欲しいよ~・・・。
よし、ちょっと離れてみようかな・・・。
グイッ・・・
あっ、やった!離れてくれたよ!
今度こそママに電話しなきゃね、だってさっきの通話切れちゃったし。
あれ?ケータイは・・・?
コイツの下、か・・・な?
どっちにしても起こさなきゃ、どいてもらわなきゃだし!
「す、すいません・・・-。お願いします、起きて・・・。」
ダメ元でヤツの体をゆすってみた。
すると、パチッと目を開けてこう言い放った。
「寝てねぇし、杏奈起こすんじゃねーよ。」
あ、あ、あんな???杏奈って誰?
「あ。あのー。私、祐依なんですが・・・。帰ってもらえませんか・・・?」
「嘘つくなよ?杏奈は杏奈だろ?」
どういう事でしょうかー・・・?
私の事を杏奈さんとやらと間違えておられます・・・。
「あの、あなた・・・。アイドルの悠くんですよね?」
「なんだよ、杏奈ぁ!いっつもみたいに悠って呼べよ。」
そう言って悠くんは私にとびっきりの笑顔を見せた。
私と杏奈さんを間違えてるんだよね?
ねぇ、杏奈さんごめんなさい。
私の事杏奈さんじゃないって分かるまで、
悠くんの中の杏奈さんの存在でいてもいいですか?
こういう事があって
今日はずるい自分・・・。
見損なったよ。