「ぎりぎりセーフ」

「アウトだっ」

「ぎゃー」

「お前担任様に向かってぎゃーとは何様だ」

「彩華様ここに参上っ」

「はいはい。早く席つけ」

あやの担任は若くて結構かっこいいっ!

「彩華が遅刻なんてめずらしいね。いっつもバスケ部の朝練見てる彩華が」

この子は席が隣で親友の鈴。

「今日は朝からいろいろ大変だったんだよお」

「何があったのー?」

「あのねえ…」

ん?ストームのことは言わないほうがいいのか?

「ん?」

「あやのママとパパアメリカ行っちゃた」

「は?アメリカってアメリカ合衆国!?」

それ以外どこがあるんだよ…

鈴はすーっごく馬鹿。

いっとくけどあやよりも馬鹿だからね。

「うんっ。」

「じゃあ1人暮らしだっ。いいな。彩華ん家広いしさ」

広くないですけど…

しかも1人暮らしじゃない。

「じゃ今日は彩華ん家でパーティーだっ!」

「ちょっと司盗み聞き!?」

司ってのはあやの好きな人。

まあストームの次にねっ