「はいはいどーぞ。」
やっと返してもらえた。

「フンッ」
照れ隠し←?に可愛げのない言葉を呟いて
去っていく。

「ねえっ鳴海!!あいつだれ!?」
鳴海はいつもと違う私に驚きながらも教えてくれた。

「前川和斗でしょ??うちらと同じ小学校出身。2つとなりのクラス。」
ほんのり茶色い髪を、いい感じにワックスを付けて整えている
その・・・前川和斗は私の目にかなりかっこよく映った。

「慣れなれし!!帰ろ!!」
鳴海の手を引っ張って歩く。

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その日は前川和斗・・・くんのおかげで
おこられずに済んだ。