「ま、しょうがねぇな。明日はちゃんと来いよ。」



爽やかに笑う先輩は、すっごいカッコイイ。



だから俺も笑い返して、はい。と答えた。



「あれ?翔?」



いきなり後ろから声がして、その声を聞いてドキッとした。



この声はー…



『亜優?』



後ろに振り向きながら言う。



「やっぱり翔だ!何でここいんの?」



嬉しそうに、さらさらの髪を揺らしながら歩いて来る。



『ん、先輩に用事で。』


「あ~、部活の話しか。」


『うん、まぁね。』