「お、翔の栗色の髪の毛3本ゲット。」


『いったいな~!何なんだよ!』



悪魔悪魔!と涙目になりながら叫ぶと、



「もっかい抜くよ?」



と、どす黒い笑顔で言われて練習開始することにした。



「やっぱ、うまいな翔は。」


「翔にも取り柄があったんだな。」



正反対の言葉に、苦笑いしながらも練習を続けた。



「ここどうすんの?」


『えっと、………。』



真剣に練習し始めた俺達の横で、寝始めた悪魔。



…来た意味あったのか?