伊東か…可哀想に…。



「えぇ~…嫌っすよ!俺、騎手になりたいから応援団入ったわけじゃないんすけど~。」



口を尖らせて反発してる伊東は、背も小さいから女みたいだ。



「はい、次は~…。」


「ちぇっ!」



そんな伊東を気にもしないで、最後の1人を決めようとしてる先輩。



その途端、バチッと先輩と目があってしまった。



ニヤリと笑った先輩は、「はい、決定~。」と笑顔で俺を指す。



ガーーン……。