「んじゃ、騎手やりたいやつはいるか?」



みんなやりたくないらしく誰も手を上げない。



「ん~、俺は団長だから決定だし、あと2人!」



それでも、やっぱり誰も手を上げない。



「誰もやりたいやついないんだったら俺が勝手に決めていいか?」



そっちの方が早く決まると、みんなが頷いた。



「よし、じゃあ軽そうなやつの方がいいよな。」



そう言った先輩はグルッと辺りを見渡す。



「お、伊東がいたな。伊東で決定。」