魅紅先輩は美人だし、優しくって俺からすると姉ちゃんって感じ。



「翔、焼きそばパンいくらだった?」


『あ、今日は俺の奢りでいいよ。魅紅先輩も。』



財布を取り出してた2人に笑って言う。



「えっ、いいの!?」


『うん。』



そんな嬉しそうな顔で言われると、毎日奢ってあげたくなるけど、



それは俺の財布が拒否ってるから、今日は特別に。



「翔~!ほんといい子だね~!じゃあ、今日は奢らせてもらうね♪」


『うん。』



魅紅先輩にクシャクシャ頭を撫でられながらも、笑い返す。