『じゃあ、恋が保健室入って来たときに、手離したのは…。』


「あたしが翔のこと好きって知ってるんだもん…見られたら恥ずかしいじゃん?」



……。



だからあの後、恋と話すとき赤くなったんだ…。



「でも本当ごめんな?ここまで具合悪くなるなんて…。」


『はは…大丈夫だよ…あ。』


「「?」」


『亜優って俺の彼女になったんだよね?』



俺が聞くと、ぽっと亜優の顔が赤くなる。



「…うん、そうだね。」


『本当?やった…嬉しいよ俺。』



俺が笑って言うと、あたしも。と亜優も笑う。