「 早速ろうそくを渡す…。

 これで灯してくれ…。 」



 伊藤先生がろうそくを二人に手渡すと、



 ポンと背中を押して、



 体育館の外に出してしまった。



 するとすぐに二人の悲鳴は、



 体育館に響き渡る。


 
 「「 きゃーっ!!! 」」



 二人の悲鳴に、



 驚き、



 
 顎がブルブル震えてきた。



 
 うう…。

 怖いよう…。

 


 震えながらゆっくりと、



 
 あややんを見る。



 「 …。 」



 あややんは、



 体育座りをしていて、



 言葉が出せそうでは無かった。



 …はあ。

 もう行きたくないよ…。



 そう思っていたけれど、



 あたしの番はもう次にまで、



 なってしまっていた。